マンション検査

この検査で不具合箇所を見つけて売主へ是正工事を要求します。
引渡し前のこのタイミングが是正工事を依頼するのに最も適しているといえます。
この機会を逃すと売主の対応が鈍くなるケースもありますので、「転ばぬ先の杖」として第三者検査を入れてリスクを回避しましょう。

外壁のひび割れ

構造的要因・地盤沈下・鉄筋の被り厚さ不足等の理由により外壁にひび割れが生じている。

躯体の爆裂破壊

鉄筋の被り厚さ不足により躯体コンクリートが爆裂破壊を起こした。

防水層の劣化

シート防水が著しく劣化している。躯体部へ漏水している可能性が高い。

外壁の塗膜剥離

塗装の耐用年数を過ぎており、躯体コンクリートの肌面が露出している。

天井のクロスのめくれ（結露）

結露水によりクロスにめくれが生じている。外部からの漏水の可能性も考えられる。

手摺の錆・腐食

鉄部の塗装が耐用年数を過ぎている。再塗装が必要。

「マンション検査」の特徴

建物の内外装で標準的な工事がなされているかを第三者目線でチェックします。
また、ユニットバス天井裏などから目の届かない箇所に不具合が潜んでいなかを調査します。
さらに、非破壊検査機器を用いて建物の傾き・基礎コンクリート強度・鉄筋探査、木材水分量のデータ測定を行い、建物を購入するときの有力な判断材料とします。

第三者検査が入ることで売主事業者との関係が悪くならないかと不安に感じる方がいますが、住宅業界において、第三者検査はもはやめずらしいものではなくなりました。第三者検査で完成住宅の不具合箇所を無くしておけば、引き渡し後のアフター点検でも問題が出ることが少なく、売主事業者にとってもメリットがあります。